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来週の東京外国為替市場見通し=ドル・円に下値不安、米住宅関連指標に注意

2015/12/25 18:09

ドル・円予想レンジ:1ドル=118円50銭−121円40銭

 前週のドル・円は下落した。週初21日は、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げが16年4月以降になるとの見方が広がり、ドル売り優勢。22日は目立ったニュースが無かったものの原油先物価格が反発し米国株が堅調に推移したが、米11月住宅販売件数が市場予想を下回る弱い結果になると、ドル売りに傾いた。23日は日本市場が祝日となる中、市場参加者が減少、ドル・円の動意は乏しかった。24日は原油先物価格の下落が一服したとの見方からドル売りに傾き、ドル・円は1ドル=120円台前半まで下押しした。週末にかけては欧米の市場参加者がクリスマス休暇に突入、取引は閑散となった。

 今週のドル・円には下値不安がある。クリスマス休暇明けの欧米の参加者が市場に復帰する一方、日本の投資家は年末年始の休業に入る。市場全体のボリュームは少ないままだが、仕掛け的な売買には警戒したい。その中で、いくつか発表される米経済指標には注意が必要だ。注目は米10月S&Pケース・シラー住宅販売価格指数など住宅関連指標。米住宅市場の悪化が意識されれば、逆資産効果により米経済を支える消費動向に暗雲が漂う。米経済の先行き不透明感からFRBの利上げ観測が一段と遠のけば、ドルに売り圧力が強まる可能性がある。

 テクニカル的にもドル・円には上昇が期待しづらい。121円台半ばには100日移動平均線(121円39銭近辺)や13週線(121円41銭近辺)が集中、この水準を突破するには相応のエネルギーを要する。逆にフシとなる120円を割り込めば、ドル買い・円売り圧力が強まると見られる118円台半ばまでの調整もありそうだ。

提供:モーニングスター社