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来週の為替市場見通し=潮流変化なるか、米中で重要経済指標発表

2016/01/29 19:05

予想レンジ:1ドル=118円50銭−123円50銭

 今週のドル・円は急伸した。週初25日は、イラクの12月の石油産出量が過去最高となったことなどを受け原油安が進み、ドル・円を下押し。26日はイラク石油相の発言で原油先物価格が反発すると、ドル・円は上昇した。ロシアが27日、OPEC(石油輸出国機構)加盟国と協調減産すると伝わり原油先物価格が続伸すると、ドル・円もツレ高となった。また、FOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文はややハト派的な内容だったことから、上値は重かった。

 日銀が29日、追加金融緩和策としてマイナス金利導入を発表、直後にドル・円は急伸。ただ、金融機関が日銀に預けた当座預金の中で所要準備預金を超過している部分のみにマイナス金利が導入されることで実効性を疑問視する向きもあり、その後はドル・円が軟化するなど値動きの荒い展開となった。結局はドル高・円安に傾いたが、欧米など海外市場での反応が注目される。

 来週の関心は、米中で発表される重要経済指標。週初2月1日は中国1月製造業PMI(購買担当者景気指数)の発表がある。前月を下回る予想となっており、中国景気の先行きに警戒感が強まる可能性がある。米国では週末発表の1月雇用統計に注目したい。非農業部門雇用者数が2カ月連続で市場予想以上となれば、米経済への安心感からドル・円の支援材料となる。その他米経済指標では、1日に12月個人消費支出、1月ISM(米サプライマネジメント協会)製造業景況指数、3日に1月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計、1月ISM非製造業景況指数が発表予定。

提供:モーニングスター社