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来週の東京外為市場見通し=FOMCでの3月利上げは見送り、ドル・円はレンジ取引継続か

2016/03/11 18:29

 予想レンジ:1ドル=112銭00銭−115円00銭

 今週のドル・円は上値の重い展開だった。週初7日は日本株の下落を受け、リスクオフのドル売り・円買いが優勢だった。8日は日本株や原油先物価格の下落が続き、ドル売り・円買いが強まった。9日発表の週間石油在庫統計でガソリン在庫の大幅な減少を受け原油先物価格が上昇、ドル・円をサポートした。10日のECB(欧州中央銀行)理事会では、追加金融緩和の実施を決定、ユーロ売りが強まるなか、ドル・円は堅調に推移した。

 来週は週初14−15日に日銀金融政策決定会合、15−16日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催される。日銀金融政策決定会合では、マイナス金利の導入の効果を見極める時期と見られ、金融政策の据え置きが予想されており、市場への影響は限定的となりそうだ。一方、FOMCでは追加利上げが見送られる見通し。直近の米経済指標には弱い内容のモノが多く、当初市場で見込まれていた3月利上げ観測は後退している。市場ではむしろ、声明文やイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見内容から、4月(会見なし)もしくは6月(会見あり)の追加利上げ決定時期を占う流れとなっている。

 米経済指標では米2月小売売上高をはじめ、米2月生産者物価指数、米3月ニューヨーク連銀製造業景況指数、米2月住宅着工件数、米2月建設許可件数、米2月CPI(消費者物価指数)、米2月鉱工業生産、米3月フィラデルフィア連銀景況指数、米3月ミシガン大学消費者信頼感指数など、重要指標が目白押し。今後の米利上げ観測に影響を与える可能性があるため注意したい。

 ドル・円は10日、2月3日以来約1カ月ぶりとなる25日移動平均線(113円58銭)に接触した。11日は同線を上回って推移しており、下値支持線となれば目先の下押しは想定しづらい。上値は2月中旬以降続きレンジ取引の上限115円近辺と想定している。

提供:モーニングスター社