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来週の東京外国為替市場見通し=米3月雇用統計通過後は、FOMC議事録が焦点に

2016/04/01 18:37

 予想レンジ:1ドル=111円00銭−114円00銭

 今週のドル・円は下落した。週初3月28日、日経平均株価の上昇を背景に堅調な動きとなったが、その後、米2月個人消費支出・PCEコアデフレータが市場予想を下回ると米金利が低下し、ドル・円は伸び悩んだ。29日、安倍晋三首相の会見を前に経済政策への期待感から上昇する場面もあったが、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演で追加利上げに慎重姿勢を示すと、ドル・円は急落。30日は前日の流れから下げが続いたが、米3月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計が市場予想を上回ると下げ幅を縮めた。31日、週間の米新規失業保険申請者件数が悪化しドル売りに傾いたが、米3月シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を上回るとドル・円は切り返した。

 目先の注目は、4月1日の米3月雇用統計。市場では非農業部門雇用者数で前月比20万人超の増加など堅調な数字が予想されており、強い結果にはドル買いで反応しそうだが、足元でイエレンFRB議長が追加利上げは慎重であるべきとの姿勢を示したこともあり、上値を追うほどの力強い相場とはなりにくい。

 米経済イベントではこの他、5日に3月ISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景気指数、6日に3月15−16日開催分FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公表される。FOMC後はFRBメンバーから追加利上げに対してタカ派な発言が相次ぎドル買いが進んだが、その後はイエレンFRB議長のハト派的な発言を受けドルの上値は重い。日本では7日に日銀の支店長会議、さくらレポートの公表、黒田東彦総裁のあいさつが予定されている。

 ドル・円は目先の高値水準114円を突破できるかがカギとなる。一方、下値は2月11日の110円97銭、2月24日の111円00銭、そして3月17日の直近安値110円62銭でいずれも下げ止まっており、111円台は固そうだ。

提供:モーニングスター社