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来週の東京外為市場見通し=米4月雇用統計はじめ重要経済指標の発表相次ぐ

2016/04/28 18:56

 予想レンジ:1ドル=107円60銭−112円00銭

 今週のドル・円は1ドル=111円台でもみ合ったあと、週末に急落。FOMC(米連邦公開市場委員会)、日銀金融政策決定会合を控え様子見ムードが広がり、週初から方向性を欠く展開が続いた。27日、FOMCは大方の市場予想通り金融政策を据え置き。声明文では6月の追加利上げの可能性を残しながらも金融引き締めを急がない姿勢が示され、その後ドル・円はもみ合った。28日、日銀が金融政策決定会合で金融政策について現状維持とし、円の買い戻しが急速に進行、ドル・円は1ドル=109円割れまで急落した。

 目先、5月6日に米4月雇用統計の発表が控えるほか、重要経済指標の発表が目白押し。4月28日の米1−3月期GDP(国内総生産)速報値をはじめ、米4月ISM(供給管理協会)製造業景況指数、米4月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計、米3月貿易収支、米4月ISM非製造業景況指数などの発表が相次ぐ。FOMC声明文では米国の景気判断が「減速」に引き下げられ利上げ見送りにつながったが、これら経済指標で市場の想定を超える米経済の底固さが示されれば、次回6月14−15日開催FOMCでの利上げ可能性が高まりドルの押し上げ要因になり得る。複数のFRB(米連邦準備制度理事会)高官による講演内容にも併せて注意したい。

 一方、日銀の追加金融緩和の見送りは当面ドルの重しとして意識され、今後の日本の金融政策動向に注目が集まるところだが、日本は大型連休入り。欧州の一部でも祝日が予定され、市場参加者の減少から値動きが粗くなる可能性もある点には留意したい。

 28日に日銀金融政策決定会合で金融政策が据え置かれドル・円は一時1ドル=108円台後半まで急落し、その後1ドル=109円台前半での小康状態を挟んだのち、1ドル=108円台前半まで下落。レンジは4月11日安値の1ドル=107円60銭を下限に、上値のフシとして意識されている112円ちょうどが上限。

提供:モーニングスター社