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<新興国eye>世銀所得別国別分類、カンボジアを「低所得国」から「低・中所得国」に格上げ

2016/07/15 11:56

 世界銀行は毎年7月1日に所得別国別分類を見直し、発表しています。16年の見直しでは予想された通り、カンボジアがこれまでの低所得国を“卒業”し、低・中所得国に格上げされました。

 所得分類は原則として毎回、1人当たり国民総所得(GNI)を基準に決定されます。16年の基準は、15年の1人当たりGNIが1025ドル(約11万円)以下ならば低所得国1025ドル、1026ドル−4035ドルならば低・中所得国、4036ドル−1万2475ドルは高・中所得国、1万2476ドル以上は高所得国との分類でした。

 カンボジアの15年の1人当たりGNIは1070ドル。10年には750ドルでしたので、5年で約43%増加したこととなります。カンボジアが新たに加わった低・中所得国のグループには、フィリピン(3540ドル)、インドネシア(3440ドル)、ベトナム(1980ドル)、インド(1590ドル)、ミャンマー(1280ドル:14年)なども属しています。ちなみに、日本は1人当たりGNIが3万6680ドルの高所得国です。

 カンボジアは低・中所得国に格上げされたわけですが、変化は当面限定的なものと見られます。カンボジアは引き続き国連により「後発開発途上国(LDC)」に分類されており、日米欧等の特別特恵関税等の対象となっています。LDCの見直しは3年に1度です。カンボジアがLDCから“卒業”するのは、早くとも24年と予測されています。

提供:モーニングスター社