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来週の東京外国為替市場見通し=米利上げなら105円台も、日米金融政策決定会合が焦点

2016/09/16 18:44

 予想レンジ:1ドル=100円00銭−105円00銭

 今週のドル・円はもみ合う展開となった。週初12日は、日欧株安がドル・円を下押し。その後、ブレイナードFRB(米連邦準備制度理事会)理事が講演でハト派的な姿勢を示すと、ドル売りが加速した。13日、米30年債入札が不調で米債券安(金利高)となり、ドル・円を押し上げた。14日、次週20−21日の日銀金融政策決定会合での「総括的な検証」でマイナス金利の深掘りを軸に追加緩和が検討されるとの観測が強まり、円売りが加速。その後、米金利低下を背景にドル・円は軟化した。15日、日本株安とともにドル売り・円買い優勢。その後も弱い米8月小売売上高などを受けドル売りが強まった。16日東京市場は日本の3連休を前に様子見ムードとなっている。

 来週は20−21日の日銀金融政策決定会合とFOMC(米連邦公開市場委員会)が焦点になる。日米とも金融政策据え置きとの見方が大勢。FOMCは米利上げに対するFRB高官のスタンスがハト派・タカ派ともきっ抗しているなかで、イエレンFRB議長が市場に対してどのようなメッセージを発信するのか注目される。声明文を含めイエレン議長の会見が12月利上げを示唆する内容となれば、ドル買いで反応しそうだ。一方、今回の日銀金融政策決定会合はFOMCと同期間開催のため、先に結果が発表される日銀が追加緩和に踏み切る可能性は低く、次回以降の会合に緩和カードを温存する公算が大きい。米経済指標では、20日の8月住宅着工件数、22日の8月中古住宅販売などがある。

 ドル・円には、日米金融政策の据え置きがすでに織り込まれており、日銀の「総括的な検証」の結果がさえず下押ししたとしてもフシ目の100円ちょうどが下限のめどとなりそうだ。なお、足元の米経済指標は弱いものが多いものの、物価の安定と雇用の最大化は成果を上げてきているとの見方もあり、9月利上げの可能性は残る。FOMCが利上げに踏み切った場合も想定し、上値めどはフシ目の105円とする。

提供:モーニングスター社