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来週の東京外国為替市場見通し=トランプ就任演説に世界が注目

2017/01/13 18:00

 予想レンジ:1ドル=112円00銭−118円60銭

 9−13日のドル・円相場は前週末から下落した。週初9日は、米12月雇用統計を好感したドル買いが継続した。ただ、テリーザ・メイ英首相の発言を受け、英国のハードブレクジットへの懸念が高まり、次第にリスクオフの円買いが優勢となった。11日のドナルド・トランプ次期大統領の記者会見では、具体的な経済政策への言及がなかったことから、ドル売り・円買いに傾いた。12日は、FRB(米連邦準備制度理事会)高官のタカ派的な発言が相次ぎ、ドル・円の下支えとなった。

 20日の第45代米大統領就任式で、トランプ次期大統領が行う就任演説に世界の注目が集まる。11日の記者会見では、具体的な経済政策への言及がなかったほか、保護主義が前面に押し出され、市場には失望感が広がった。具体的な政策については就任演説を前にあえて控えたのか、もしくは、単なる準備不足だったのか。評価は分かれるところだが、今後の具体的な政策への関心は引き続き高い。

 経済指標では米1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米12月CPI(消費者物価指数)、米12月住宅着工件数、米12月建設許可件数、米1月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数などが発表される。また、20日には中国10−12月期GDP(国内総生産)や12月重要経済指標が相次いで発表予定。その他経済イベントでは世界経済フォーラム(ダボス会議)、ECB(欧州中央銀行理事会)理事会にも注意を払いたい。ECBでは金融政策が維持される見通しだが、足元のインフレ率上昇に対するECBの見解は重要だ。

 ドル・円の上昇にはやや息切れ感が出ており、よほどの材料が出ない限り直近16年12月に付けた高値1ドル=118円60銭近辺を上回るのは難しそう。下値は13週線近辺の1ドル=112円ちょうどまでの下押しは想定しておきたい。

提供:モーニングスター社