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来週の東京外国為替見通し=日米首脳会談に注目

2017/02/10 18:08

 予想レンジ:1ドル=111円00銭−115円00銭

 6−9日のドル・円相場は前週末から上昇した。6日は、週末10日に控えた日米首脳会談において、トランプ米大統領が為替操作の禁止または制限を要求するとの懸念が浮上するなか、ドル・円は大幅に下落。16年11月29日以来、約2カ月ぶりに1ドル=112円を割り込んだ。7日はナスダック総合指数が連日、最高値を更新する中、もみ合っていた米10年債利回りが下げ止まったこともあり、ドル・円は反発。8日はトランプ政権による景気対策の遅れへの懸念から10年債利回りが低下し、ドル・円は反落。9日はトランプ米大統領が航空大手首脳との会談で、向こう2−3週間のうちに税制、および航空インフラ開発に関し画期的な発表を行うと発言したと伝わり、米10年債利回りが急上昇。ドル・円は1ドル=113円台に上昇した。

 目先の焦点は、現地10日の日米首脳会談。トランプ米大統領にとって米経済の持続的な成長は大命題だが、その期待が高まると金利は上昇し、ドル高・円安の要因となる。それを回避するには日本の金融政策を抑制しないといけない。果たしてそこまで踏み込んだ要求をするのかどうか、注目が怠れない。

 13−17日の週は、米国においてイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言の他、経済指標では米1月の小売売上高、CPI(消費者物価)、鉱工業生産、住宅着工件数、建設許可件数など。米2月のNY連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀製造業景況感指数にも注目したい。

 ドル・円相場は9日、8日ぶりに5日移動平均線を上回り、5日移動平均線と25日移動平均線とのミニ・ゴールデンクロス(GC)が接近。しかし、現地10日の日米首脳会談の結果しだいで、いかようにも転びそう。ドル・円の上値のめどは1月27日の高値115円37銭への意識から1ドル=115円ちょうど。下値は2月7日の安値111円58銭を意識して1ドル=111円ちょうどとしたい。

提供:モーニングスター社