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来週の東京外国為替市場見通し=米4月雇用統計など米で重要イベント

2017/04/28 18:24

 予想レンジ:1ドル=110円30銭−115円00銭

 24−27日のドル・円は週後半にかけて上昇した。週初24日は仏大統領選挙の第一回投票結果を受け警戒感が後退、ユーロが買われた。25日は朝鮮人民軍の創設記念日だったが、北朝鮮による核実験などが行われずリスクオンの動きが広がり、ドル・円は上昇した。また、トランプ米政権による税制改革の期待もドル買いにつながった。ただ、26日に発表された米税制改革案はおおむね市場予想通りだったことから、為替市場の反応は限定的だった。27日開催のECB(欧州中央銀行)理事会では、市場予想通り政策金利の据え置きが決定された。ただ、その後に行われたドラギECB総裁の発言を受けてユーロ・円は上下動する場面があった。

 目先は28日に発表される米1−3月GDP(国内総生産)速報値に注目が集まる。個人消費の伸び悩みで、弱含みの結果になると予想されているが、米経済は年後半に成長が加速するとの見方が大勢を占めるなか、今回のGDP結果が年内2回とされる米利上げペースに影響を与える可能性は低そうだ。

 5月1日の週は米国で重要イベントが相次ぐ。2−3日にFOMC(米連邦公開市場委員会)理事会が開催される。市場は、今回のFOMCでの追加利上げは見送られると見ているが、結果が早期利上げを示唆するような内容となった場合はドル買いにつながりやすい。もっとも、今回のFOMCではイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見が予定されていないため、大きな政策変更などは想定しにくい。週末5日には米4月雇用統計が控える。雇用統計の結果を占ううえでも、3日に発表される米4月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計の結果は注目したい。その他の米経済指標では4月ISM製造業景況指数、米3月貿易統計など。アップル(AAPL)やファイザー(PFE)、フェイスブック(FB)など米大手企業の決算発表にも注目したい。

 ドル・円は13週移動平均線の112円ちょうど、3月31日の高値の112円19銭、26週移動平均線の112円75銭と上値抵抗のフシが多い。ただ、この水準を突破できれば、115円まで上値余地が広がりそうだ。一方、下値めどは25日移動平均線の110円30銭近辺。

提供:モーニングスター社