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<米国株情報>中国アリババ傘下アント、米マネーグラム買収計画を断念―対米外国投資委の反対で

2018/01/04 09:57

 米国際送金サービス大手マネーグラム・インターナショナル<MGI>は2日、対米外国投資委員会(CIFIUS)から承認を得られなかったことを理由に、中国インターネット大手アリババ・グループ<BABA>傘下の金融サービス大手アント・ファイナンシャル・サービシズ・グループ(蟻金融服務集団)への身売り計画を断念することで両社が合意したことを明らかにした。

 アリババは昨年1月下旬に傘下のアントを通じてマネーグラムを1株当たり13.25ドル、総額8億8000万ドル(約990億円)で買収することで合意したあと、他社との買収合戦に勝利するため、買収額を1株当たり18ドル、総額12億ドルに引き上げた。しかし、その後のCIFIUSによる合併審査で国家安全保障上の理由から承認が得られなかったため、両社は合併計画を断念したもの。

 マネーグラムの買収をめぐってはアリババのほかにも電子決済・電子取引処理ソリューションの世界的なプロバイダーである米ユーロネット・ワールドワイドが10億ドルの買収額を提示して買収競争に乗り出していた。

 アントはインドネシアで国際送金の合弁会社設立計画を進めており、全世界をカバーする送金ネットワークを拡大する上で、マネーグラムの貢献は大きいとして、マネーグラム買収の重要性を指摘している。今後、アントはマネーグラムに買収失敗の違約金3000万ドルを支払うことになるが、両社は中国やインド、フィリッピンなどのアジア市場や米国など世界主要国での国際送金で新たな戦略提携プログラムを策定し協力していく方針だ。

 これを受けて、ニューヨーク証券取引所に上場している中国インターネット大手アリババ・グループの株価は米東部時間3日午前10時37分時点で0.27%高の184.15ドルとなっている。一方、マネーグラムの株価は同日午前10時36分時点で8.56%安の12.17ドルと、急落している。

<関連銘柄>
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提供:モーニングスター社