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米1月小売売上高、前月比0.3%減と急ブレーキ−11カ月ぶりの大幅減

2018-02-15 09:54:00.0

<チェックポイント>
●百貨店など回復も、自動車関連が大幅減

●コア小売売上高も横ばい、昨秋の大幅増の反動続く

●金利上昇懸念による金融市場の調整が購買意欲に響くとの見方も

 米商務省が14日発表した1月小売売上高(季節・営業日調整後)は速報値ベースで前月比0.3%減と、17年2月(0.5%減)以来、11カ月ぶりの大幅な落ち込みとなった。市場予想は0.2%増だった。同時に17年12月も0.4%増から横ばいへ下方改定されており、過去の年末商戦期に比べてもさえない結果となった。前年比は3.6%増だった。

 内訳をみると、月ごとに変動が激しい自動車・同部品が前月比1.3%減(12月は0.1%減)と、17年8月以来5カ月ぶりの大幅減となった。自動車ディーラーは1.2%減(0.3%減)となっている。夏の大型ハリケーン被害で9月、10月と新車への買い替え需要が急増した反動減が続いているとみられる。また、堅調な住宅建築需要に支えられている建築資材・園芸は暴風雪の悪影響で2.4%減(0.7%増)と大きく減少した。スポーツ・趣味・書籍・音楽関連用品も0.8%減(3.4%減)となった。

 一方、オンライン小売は横ばい(0.5%増)に減速したが、百貨店が0.8%増(1.1%減)、アパレルが1.2%増(1.2%減)、家電ストアが0.5%増(2.0%減)と回復した。年末商戦恒例の大幅値引きが終わり、売上の伸びにつながったようだ。また、ガソリンスタンドもガソリン価格の上昇で1.6%増(0.3%増)と堅調だった。

 全体の小売売上高から販売不振の自動車・同部品を除くと横ばい、ガソリンスタンドや自動車・同部品、建築資材、飲食レストランを除いたコア小売売上高(コントロール・グループ)も横ばいとなったが、いずれも市場予想を下回った。17年9−11月期の売り上げが10年ぶりの大幅増となった反動が現れたとみられる。

 コア小売売上高はGDP(国内総生産)を構成する個人消費支出の財支出に組み込まれる重要な指標となっている。17年12月のコア小売売上高が前回発表時の前月比0.3%増から同0.2%減に下方改定されたことで、17年10−12月期GDP(国内総生産)統計で強い伸びを示した個人消費が最終的に下方改定される可能性が出てきた。また、1月の数値が横ばいとなったことで、年率3%増の成長が予想されている1−3月GDP伸び率への期待感がやや削がれる結果となった。市場では最近の金利上昇懸念から株式相場が調整局面に入ったことで、消費者の購買意欲が落ち込み、今後、小売売上高が堅調を維持できるか疑問視する見方も強まってきている。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、国際VX中先<1561>、iS米超大型<1587>、
 iS米小型<1588>、iS米高配当<1589>、iS米リート<1590>、
 NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社

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