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<米国株情報>米テスラ、ムーディーズが格下げ―「モデル3」の生産目標未達成で

2018-03-29 10:03:00.0

 米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは27日、米電気自動車大手テスラ<TSLA>のコーポレート・ファミリー・レーティング(CFR、グループ全体の長期格付け)を「B2」から「B3」へ引き下げ、格付けに対する見通し(アウトルック)も「安定的」から格付けを引き下げ方向で見直すことになる「ネガティブ」としたことを明らかにした。

 ムーディーズはテスラの格下げ理由について、「同社の量販車モデル3の生産ペースがかなり目標を下回っていることを反映したものだ。モデル3の昨年10−12月期の生産台数は2425台と、今年3月末までに2500台、また、6月末までに5000台を達成するという現在の生産目標を下回っている」と指摘している。

 また、ムーディーズはテスラの流動性についても「テスラはキャッシュ需要を満たし、生産拡大ペースを維持するため、近い将来、さらに資金調達が必要になる」と述べ、キャッシュバーン(手元資金の減少)の懸念を示した。「テスラの流動性は昨年12月末時点で現金と有価証券を合わせて34億ドル(約3630億円)となっており、現在、19億ドルのABLファシリティ(動産・債権担保融資)で資金調達できるとはいえ、手持ち現金の持高は適切な規模ではない」としている。その上で、「もし、今後もモデル3の生産台数がこのアップデートされた目標を下回り、新しい資金も十分に調達できなければ、さらに格付けを引き下げる可能性がある」と指摘している。

 同社はモデル3の生産台数の見通しについて、2月7日に発表した17年10−12月期(第4四半期)決算で、今年1−3月期までに週2500台に達し、4−6月期までには週5000台の目標を達成できる見通しだとしている。同社は当初、17年末までに週5000台、18年末までに週1万台を達成する予定だった。しかし、これまでに週5000台の目標達成時期を2度、先延ばししている。モデル3の納車状況についても、当期中は1542台となり、前回1月発表時の1550台の見通しを下回った。キャッシュバーンの問題についても、フリーキャッシュフローの赤字額は2億7670万ドルとなり、前期の14億ドルや1年前の9億6980万ドルから大幅に改善されたとしている。

<関連銘柄>
 NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信<1546>
 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)<1547>

提供:モーニングスター社

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