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<新興国eye>トルコ2月CPI、前年比19.67%上昇に減速

2019/03/05 11:15

 トルコ統計局が4日発表した2月CPI(消費者物価指数、03年=100)は前年比19.67%上昇となり、1月の同20.35%上昇や市場予想の20.02%上昇を下回り、伸びが鈍化した。伸び率が20%上昇を下回ったのは18年8月以来半年ぶり。

 最も高い伸びとなったのは食品・清涼飲料水の前年比29.25%上昇だった。

 同国のCPIは18年8月時点では前年比17.9%上昇だったが、同9月に一気に同24.5%上昇に伸びが加速。同10月に同25.24%上昇と、ピークに達した。しかし、その後は減速傾向にある。市場ではインフレは今後数カ月、減速するとみており、今年12月末時点のCPIの見通しを平均で15.78%上昇(レンジは13.5%上昇−17.6%上昇)と、前回1月予想時点の16.38%上昇(レンジは13.5%上昇−19.8%上昇)から上方修正(改善方向)している。

 一方、トルコ中銀も1月30日に発表した最新の四半期インフレ報告書で、19年のインフレ見通しを従来予想の15.2%から14.6%へ、0.6ポイント引き下げ、20年末時点では8.2%上昇、21年末で5.4%上昇、中期的には物価目標(5%上昇)で安定する、と予想している。

 トルコ中銀は3月6日に金融政策決定会合を開く予定だが、市場では政策金利を現行の24%に据え置くとの見方が大勢で、インフレが急速に減速し始める19年半ばごろまでは現行の金融引き締めのスタンスを維持し利下げはそれ以降になるとみている。

<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
提供:モーニングスター社