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来週の東京外国為替市場見通し=米9月雇用統計やFRB高官発言などに注目

2019/09/27 17:55

予想レンジ:1ドル=107円00銭−109円20銭

 23−26日のドル・円は上昇した。週初23日は、日本市場が休場となる中、欧州経済の減速懸念が強まり、円買い優勢。24日、米中貿易協議への先行き不透明感が広がり、ドル売り・円買いが加速した。25日は、米中貿易協議の進展期待やトランプ米大統領への弾劾の可能性が後退したことなどを受け、ドル・円は切り返した。26日、王毅中国外相が米国からの輸入を拡大する用意があると発言したことを受け、ドル・円は上値を伸ばした。

 週明けは米9月ISM(供給管理協会)製造業景気指数をはじめ、週末の米9月雇用統計など重要経済指標が相次ぐ。前者は8月実績で3年ぶりに好不況の目安となる50を割り込んだ。米中通商問題での両国対立による影響が出たのと見方があるが、9月は両国が歩み寄る場面もあり、50台回復との見方が有力視されている。後者の雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが6月から鈍化しているものの、サービス業などの堅調が寄与し9月は伸びが加速するとの見方が根強い。

 このほか、米9月ISM非製造業景気指数、米9月ADP(オートマティック・データ・プロセシング)雇用統計などの結果も併せて注視したい。一方、週明けはウィリアムズNY連銀総裁をはじめFRB(米連邦準備制度理事会)高官の講演が相次ぐ。政策金利見通しの行方を左右する発言の有無には気を付けたい。このほか、トランプ米大統領の弾劾調査に乗り出した野党・民主党と米政権側との攻防が長引くようだと市場のムードに水を差す可能性があるので注意したい。

 足元のドル・円は1ドル=107円ちょうど近辺では底堅く、下落局面でもドルの買い戻しが入りやすい。米9月雇用統計などが好結果となればドル買い機運が強まりそうだが、200日移動平均線の109.19円近辺が上値抵抗水準として意識されそうだ。

提供:モーニングスター社