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国内市況ニュース



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<相場の見方、歩き方>小型グロース株優勢のなか、あえて出遅れバリュー株の下値を狙う(2)

2020/09/28 08:01

(10/22 09:37) 現在値
エア・ウォーター 1,470 -14
やまびこ 1,396 -9
立川ブラインド工業 1,255 +21
イワキ 559 +5
伊藤忠エネクス 986 -3

(1)からつづく

 英国のEU離脱交渉がジョンソン政権下で再び蒸し返えされており、ポンド安・ユーロ高がユーロ圏の景気回復に黄信号を灯しています。

 そうかと思えば米国のカリフォルニア州では、2035年に向けて温暖化ガスを排出するガソリン車の販売を全面的に禁止するという方針を打ち出しました。環境規制に対してトランプ大統領はまったく聞く耳を持ちませんが、そのために業を煮やして州ごとに規制強化がとられようとしています。

 カリフォルニアと言えば、西海岸を襲ったこの夏の大規模な山火事がすぐに思い出されます。熱波による乾燥と落雷によって発生した山火事で非常事態宣言が発動され、12万人が自宅から避難しました。コロナ禍で自宅待機中に停電が発生し、エアコンも使えない地域が広がっています。

 山火事による煙害が広がり、ポートランド(オレゴン州)、バンクーバー(カナダ)、シアトル(ワシントン州)が大気汚染のレベルで、インドのニューデリーや中国の上海を抜いて世界最悪とされました。

 カリフォルニア州の規制案によれば、ハイブリッド車も許されないことになります。新車の販売台数で言えば、カリフォルニア州は全米の1割強を占める大消費地です。ロサンゼルスを抱え富裕層も多い土地柄で、カリフォルニア州がそのような方針を打ち出したのであれば、これまでにすでに同じような環境規制を打ち出してきたニューヨーク州など先進的な州があとに続くことは間違いないでしょう。

 日本をはじめ世界中の自動車メーカー、部品サプライヤー、電子部品や工作機械メーカーには大きな変革が迫られます。EV(電気自動車)などエコカーの開発がさらにいっそう急がれます。

 このニュースの衝撃で、今週の関連企業の株価はダウンサイドの動きを余儀なくされましたが、需要は間違いなく存在します。むしろ開発が急がれ、あらゆる面で前倒しの展開がここから加速するものと見られます。じっくりと株式投資のチャンスをうかがうべきタイミングと考えられます。

 マーケット全体に不透明感が漂うことで、マザーズ市場を中心に小型グロース株が全面的に加速しそうな雲行きです。そのような局面ではあえて出遅れバリュー株の下値を狙ってみたいものです。低PBR、高利回り、来期の企業業績の回復期待を軸に、立川ブラインド工業<7989>、伊藤忠エネクス<8133>、やまびこ<6250>、エア・ウォーター<4088>、イワキ<8095>に注目しています。

*おことわり この記事は、2020年9月27日にYahoo!ファイナンスで有料配信されたものです。

提供:モーニングスター社