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<新興国eye>前週のブラジル株、米中景気回復や堅調な経済指標で3週続伸=BRICs市況

2021/04/19 10:02

 前週(12−16日)のブラジル株式市場は16日のボベスパ指数が前日比0.34%高の12万1113.9、週間ベースでも9日終値比2.93%高となり、3週続伸した。

 週明け12日の指数は反発して始まり、週末16日まで5連騰した。

 12日は、新型コロナワクチンの接種の加速で米国の景気回復が続いていることや、国内的には国営石油大手ペトロブラスの株主総会で8人の新役員が選出された一方で、政府の新型コロナのパンデミック(感染症の世界的大流行)対応の遅れを調査する専門委員会(CPI)の設置に向けた動きが好感され、買い安心感が広がった。

 13日、ブラジル2月小売売上高が前月比0.6%増と、2月の0.2%減から増加に転じたことが好感された。

 14日は、IEA(国際エネルギー機関)の石油需要見通しの上方修正で原油価格が上昇したことを受け、エネルギー関連株が買われたほか、政府の国営企業の民営化計画も支援材料となった。さらに、ブラジルの主要貿易相手国である中国の3月貿易統計で輸出・輸入とも大幅増となり、景気回復基調が示されたことが買い材料となった。

 15日は、米長期金利が低下したことを受け、ブラジルなど新興国からの資金流出懸念が後退し、一段と買いが強まった。

 16日は、中国1−3月期GDP(国内総生産)が前年比18.3%増と、92年の統計開始以来の大幅な伸びとなり、ブラジル株は一段高となった。

 今週(19−23日)の株式市場は、国内外の新型コロナ感染拡大やワクチン接種の動向に加え、新型コロナ関連の政府の追加支援や財政健全化問題、政府の新型コロナ調査委員会の動向、米国の景気・インフレ・長期金利動向、欧米と中国の緊張激化、欧米やアジアの市場動向、原油などの国際商品相場の動向などが注目される。主な経済指標の発表予定はない。21日は「チラデンテスデー」の祝日で休場となる。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社