ベステラ株式会社 オンラインIR特集「プラントを「美しく」解体、保有特許生かし需要急増に対応」 ベステラ株式会社 オンラインIR特集「プラントを「美しく」解体、保有特許生かし需要急増に対応」

企業情報

設立年月日 | 1974年2月20日
市場名 | マザーズ
決算 | 1月末日
単元株数 | 100株
配当/株主優待 | 有/無

ベステラ株式会社

株式新聞記者はここに注目!

技術力が光るオンリーワン企業

 当社の注目点は、技術力と、今後需要が加速度的に増えていくことです。技術力に関しては、既に14の特許を取得しており、さらに5特許を申請中です。上場をきっかけに、保有特許を生かした事業展開の強化を図る方針を打ち出しており、オンリーワンの事業展開が期待されます。さらに、日本では建設物の老朽化が進んでおり、それが加速度的に増えていくことは間違いありません。当社の事業の対象であるプラントも例外ではなく、当社にとっては長期的な成長要因となるでしょう。中・長期的に腰を据えて注目したい銘柄です。

特別インタビュー

ベステラ(1433・M)はプラント解体工事のマネジメント事業を展開しています。製鉄、電力、ガス、石油といった、あらゆるプラントの解体工事について、工法の提案、設計、施工計画、施工管理、安全管理、行政対応などエンジニアリング全般を手掛け、施工は外注しています。今後、1960年代以降の高度経済成長時代に建設された施設の割合が加速度的に増加することで、老朽化したプラントの解体需要も急増していく見通しです。こうした中で、同社は保有する特許工法を生かし、事業拡大を図る考えです。同社の現状と今後について吉野佳秀社長にインタビューしました。

――御社の特徴、強みは何ですか。

「当社はプラント解体専業のオンリーワン企業です。プラント解体に関わる14の特許を持っており、それを生かして、地球の引力に逆らわず、理にかなった方法で、美しく、早く、安全に壊します。従来、プラントを解体する際には、プラントメーカーに依頼するケースがほとんどでした。しかし、造ることと壊すことはまったく違います。最近ではそのことが認知され、プラント会社を介さず、当社に直接、プラント解体の受注がくるようになっています。当社から解体方法の提案もできるようになってきました」

――昨年9月2日にマザーズに上場しました。何か変わったことはありますか。

「上場の目的は、当社の知名度の向上でした。特許技術を多数保有していても、現状で利用しているのは主力の『リンゴ皮むき工法』がほとんどです。他の特許工法について、いかに活用するかが当社の重要なテーマであり、上場をきっかけに技術利用の多様化を進めたいと思っています。実際、上場後に大手ゼネコンなどから当社技術についての問い合わせがあるなど、当社技術に対する関心は広がっています。今後、こうしたことを事業拡大につなげていければと思います。また、上場による知名度向上で、優秀な人材の確保にも取り組んでいます」

――御社の事業環境について教えてください。

「1960年代以降の高度経済成長時代に大量の施設が建設されましたが、現在はその老朽化が進んでおり、プラントも同様です。さらに、産業構造の変化で、企業の再編、海外移転などに伴い、必要のなくなるプラントも増えています。それらを解体しない理由はありません。当社にとっては、毎年、受注増が期待できる状況です。事実、年間20%以上の売上増を目指すという目標を立て、その通りになっています。政府が余剰設備の解体に補助金を出していることもあり、こうした状況は今後も長期的に続くでしょう」

吉野 佳秀 氏

ベステラ株式会社 代表取締役社長
吉野 佳秀

建設投資額の推移

――そのような状況の中で、御社の目標は何ですか。

「2017年1月期の非連結売上高予想は47億円(前期比22.2%増)ですが、目標を高く持ち、将来的には売上高1000億円を目指しています。そう口にし始めた頃は遙か先の話と思っていましたが、今では決して不可能ではないと考えています。もっとも、この目標を当社1社だけで実現するのではなく、当社が旗を振って仲間(協力会社)に集まってもらい、当社の技術、ノウハウなどを広く利用することで実現できればと思います。プラント解体の需要はこれから増える一方で、当社だけでは対処できないだろうという考えもあります」

――海外展開についての考えを聞かせてください。

「海外も国内と同様、特許技術を中心とした展開を視野に入れています。当社の持つ特許については、既に世界特許を申請中です。ただ、当社は社員50人程度の会社で、大々的な世界展開は難しく、当社技術者をスーパーバイザーとして派遣する形を考えています」

吉野 佳秀 氏

――「リンゴ皮むき工法」に続く御社の新サービスを教えてください。

「今年4月から、空、陸、海のあらゆる3次元計測データを統合した、大規模3次元データ計測サービス『パーフェクト3D』を開始しました。これを利用すれば、プラントをまるごとデータ化し、一括管理が可能になります。6月には朝日航洋、トヨタ自動車(7203)子会社と共同で、東京スカイツリーから墨田区役所周辺区域における大規模エリアを3次元点群データ化しました。これにより、製鉄所、発電所、石油化学施設など大規模プラントへのサービス提供だけでなく、地域・観光用途においても『パーフェクト3D』が有効と実証できました」

「一方、国立大学法人京都大学、国立大学法人山口大学、特定非営利活動法人国際レスキューシステム研究機構と、『点群3DMap利用ロボット開発』を研究テーマとした共同研究も進めています。当社は遠隔操作による溶断ロボット「りんご☆スター」を2009年に実用化してプラント解体の現場に投入し、既に多数の実績があります。しかし、3D解体では完全自律制御型のより高度なロボットが必要です。将来的には原子力発電所の廃炉・解体作業などで活躍できるようにしたいとも思っています」

Parfect3D

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